認定試験について

認定試験は、年1回実施されます。認定研修の認定講座と臨床研修後に受験します。

受験資格

(1)臨床栄養師資格認定申請書の提出時において、管理栄養士であって、一般社団法人 日本健康・栄養システム学会の会員であること
(2)認定研修を終了していること
(3)禁治産者および準禁治産者でないこと

受験科目

1.倫理とチーム活動
2.栄養ケア・マネジメントと情報管理
3.科学的論拠に基づいた栄養ケア・マネジメント
4.栄養ケア・マネジメントの運営
5.栄養アセスメント・栄養ケア計画
6.特定保健用食品・保健機能食品・病者用食品の検討
7.経腸・静脈栄養法
8.栄養教育
9.症例検討と発表
10.退院(所)計画・指導
11.在宅栄養ケア・マネジメント
12.集団の栄養評価と計画
13.地域栄養活動
14.制度と臨床栄養活動
15.給食経営管理
16.経営の基礎
17.人材教育と自己研鑽、生涯学習
18.その他の臨床栄養師の養成に必要な科目

合格基準

(1)総点数の60%を標準とする。ただし、1科目につき、その満点の40%に満たない科目のある者は、不合格となる。
(2)審査会によって、認定試験の結果を審査の上、合否を判定する。

試験免除について

(1)臨床栄養師研修および継続研修等の講師やその経験者
(2)役員会、総会、分科会、地方会、委員会等での活躍や貢献の認められる者
(3)臨床栄養師研修施設の申請を行った監督責任者

認定論文提出資格

学会が実施する臨床栄養師認定論文の提出資格は、臨床栄養師認定試験細則第4条に規定する事項に加えて、医療・福祉施設(臨床栄養師研修施設に限らない)における、実務経験を1年以上有していることとします。大学院修士もしくは博士課程を修了している者は、大学院修了を以て実務経験を1年以上に代えることができます。

認定論文は、認定試験合格後に提出し、臨床栄養師認定審査会で審査されます。論文の内容は、勤務経験は問わないが実務経験に基づくものとなります。不合格の場合には、1年以内であれば、論文の再提出が認められます。1年経過後も合格しない者については、認定試験を再受験することになります。
認定論文審査を受けようとする者は、以下の書類を学会に提出しなければなりません。

(1)願書(資格認定申請書)
(2)論文(35文字×30行 5枚程度)

資格認定・登録

臨床栄養師資格合格後、登録の手続きを実施する。臨床栄養師証票と臨床栄養師章が付与される。

継続研修について

臨床栄養師資格認定・登録後も能力維持のために認定の翌年より5年間に100単位の継続研修が必要となる。そのうち学会主催の継続研修から20単位以上、および臨床栄養師研修委員会が指定した学会主催の研修会、講演会、学術集会、地方会等から40単位以上、計60単位以上を履修しなければならない。5年ごとに登録更新する。

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